現在は以下の活動を主に行っています。
【1】レッスン実施:
■定例レッスン月1回
・パーキンソン病のリハビリを目的としたエクササイズメインのレッスン
■単発レッスン
・夫婦で参加するレッスン
・レッスンボランティアをしたい人のための初心者レッスン
・もっとステップアップしたい患者のためのレッスンなど
【2】パーキンソン病へのタンゴセラピーの効果を検証する研究
・オンラインレッスン+効果検証/対面レッスン+効果検証
【3】そのほか各種定期・不定期イベント開催
・バリアフリーミロンガなど
※バリアフリーミロンガとは、病気や障害の有無、経験・年齢など関係なくどなたでも楽しめるアルゼンチンタンゴパーティです。
※さらに今後は、ボランティアや指導者の育成・フォローアップなども視野に入れていきたいと考えています。
吉澤香が「自分と同じ病を持つ人たちに“アルゼンチンタンゴの楽しみ”を伝えたい」という想いから立ち上げ。『パーキンソン病友の会 神奈川支部』のサークル活動の一環としてスタートしました。
横浜市内および湘南エリアにて、プロ講師を招いてのパーキンソン病患者向けアルゼンチンタンゴレッスン、発表会などを開催。
6月に京都府で開催された『世界パーキンソン病学会(WPC)』に吉澤が参加。「パーキンソン患者へのタンゴセラピー介入が心身運動機能と幸福感に及ぼす効果」という研究を発表していた阿部田恭子と出会い、意気投合。共に活動することを決める。
これ以降、「海外ではすでに実証されているタンゴセラピーの効果を、日本においても実証する」というミッションが加わり、団体名を『タンゴサプリ』とする。
※『世界パーキンソン病学会』とは:
3年に1度、世界中からパーキンソン病に関わるさまざまな分野の人々が集う大会。患者さんとそのご家族、医療関係者などが交流・情報交換を行う貴重な機会です。2019年の京都大会は、初めてのアジアでの開催でした。
※その時の研究発表ポスターがこちらです↓その後、研究はさらに進化しています!
パーキンソン病患者さんへ、タンゴセラピーの健康支援教育プログラムに基づいたオンライン+対面レッスンを実施した上で、効果を検証するための計測会を行いました。まだ学会発表前の研究のため、参加人数・成果数値などの詳細は非公開とさせていただきます。
2020年の初旬より始まったコロナ禍のため、2020年・2021年は通常レッスン・効果検証研究ともに滞りがちでした。しかし、「タンゴサプリを軸にご縁ができた皆さんと、何とかつながる手段はないか」と考え、研究の中間報告や公式HPのお披露目を兼ねた招待制のオンラインシンポジウムを開催しました。
◆タイトル「パーキンソン病とアルゼンチンタンゴのステキな関係」
<プログラム>
・阿部田先生の研究報告/先行事例の紹介
・Shinji先生とNatsune先生によるオンラインプチ体験レッスン
・質疑応答
・HPお披露目
◆ご招待対象:
研究に参加してくださった患者さん、およびそのご家族/ボランティアの方々/タンゴセラピーに興味関心のあるパーキンソン病患者の方々、およびそのご家族/患者さんのための活動団体の主催者やリーダー など
オンラインの強みで通常のレッスン・研究には足を運べない地方在住の患者さんにも参加いただくことができました。ちょうどハロウィンの時期だったため、患者さんの一人が自発的に仮装して参加してくださったことで、皆さんが我も我もとマントや帽子をつけ始め、画面越しに仮装の輪が広がるなど、とても明るく楽しい会になりました!
第一回目の試みのため、クローズドな招待制企画となりましたが、今後はさらに開かれた場での情報発信を積極的に企画していく予定です。